森博嗣

「τになるまで待って」

久々の建物トリック。凝った造りの建物が出てくるとそれだけでなんだかわくわくします。 すっきりしない、わりきれない、動機不明。森作品にはそういうのが多いですね。

「θは遊んでくれたよ」

うろたえる犀川先生がなんだか微笑ましかったです。 このシリーズは国枝先生の出演率が高いので嬉しいかぎり。

「ダウン・ツ・ヘブン」

・・・キルドレシリーズ? 三作目。 今作にして始めて主人公のフルネームが明かされたんじゃないか・・・? 前作で性別が判明したような・・・。 漢字とか、背景とか、思惑とか、マスコミとか、そういった周りのものが明らかになっていくにつれて、余計なも…

「φは壊れたね」

久々に西之園萌絵を見たな、と思った。大人になっていて、以前より好印象。 国枝先生の登場頻度が高めなのもよいなぁ。あと新キャラでは海月くんがなんともいえず良いですね。海月くんの視点というか思考を見せてくれないかなぁ。 シリーズらしいし、この顔…

「探偵伯爵と僕」

ミステリーランドの一冊。しかし贅沢な全集ですよねー。執筆陣みただけでよだれが。恩田陸/有栖川有栖/島田荘司/森博嗣まで読みました。 面白い! 「くらのかみ」も相当面白かったですが、「探偵伯爵と僕」秀逸です。展開が気になって一気に読んでしまいます…

「ナ・バ・テア」

「スカイ・クロラ」の続編。・・・だけど前作の内容があまり思い出せない。強く記憶に残っているのは空への感覚。憧れ。 このシリーズ、世界観とか主人公とかあえて分からないようにしているのだろうか・・・。世界に対する説明がまったくなくて、でも考えて…

「四季 冬」

まさか、こう、きますか。ここまでつながりますか・・・。途中の展開から、まさかね、とは思いつつ実際にそうなって唖然。・・・そしてあらためてこの作者に・・・。 いい意味で期待を大幅に裏切られて、とても嬉しい。んー、これは、いつかまとめて全て の…

「ZOKU」

この作者の描く女性ってトップクラスでずれてないか・・・? ・・・まぁ最初から「普通の」設定じゃないわけだから、むしろずれてなかったら変なのかもと思いつつ・・・。 しかし随分風変わりな作品だったなぁ、と。

「四季 秋」

驚いた・・・。なんていうか長い長い期間をかけて作られた壮大な仕掛けが閉じていく、そんな感覚を味わった。 普段の視点とは別の位置から物事を見る。新しい視点を提供してくれる本は人生の糧ですね・・・。