「エンド・ゲーム」

常野物語最終章・・・? 明かされた答えがすっきりしなくて、違和感というか、本当にそうなの? という思いが残ります。 答えっていうより、解のひとつにすぎないという気もして、まだこの物語は続くのかなぁ・・・とも。

「乱鴉の島」

火村&小説家アリスの国名シリーズ以外の長編物。 ポーの作品に、「大鴉(たいあ)」という詩があるらしく、小説全体をその詩が不吉に彩っています。 推理の根幹に関わる以外の肉付けが楽しめました。

「真実を告げる声を聞け」

「レディ・ガンナーと二人の皇子 下」

このシリーズって、結構社会問題を前面に押し出してるよなーと前から思ってましたが。今回のこれは、タイムリーすぎないー? なんて思ったり・・・。いや、でも、これ上巻でたの2年前だし、別に狙ってやっているわけじゃないよな、うん・・・。 なんとなく、…

「レディ・ガンナーと二人の皇子 中」

「レディ・ガンナーと二人の皇子 上」

「あだし野に眠るもの」

小野篁が主役です。名前は聞いたことあるけど、なにしたひとだっけねー・・・(国語の便覧を手に取る) 「わたの原 八十島かけて こぎ出でぬと 人には告げよ あまの釣舟」 百人一首に入ってる。この人が詠んだ歌だったのか。 解説。漢詩・和歌・学問に優れ、…

「クレオパトラの葬送 薬師寺涼子の怪奇事件簿」

妖怪というか、モンスターというか、悪魔というか。田中芳樹作品読んでると雑学が結構増えるよなー・・・。相変わらずライトタッチに皮肉が利いてました。

「君の名残を 下」

厳島神社に行った後にみるとまた感慨深いなー。 巴御前と弁慶に焦点をあてて、それぞれの立場を独特の視点でとらえて見ているだけに、木曾の果たした役割とかも良く分かって興味深かった。 平安の終わりから鎌倉への時代、武家政治の仕組みなどもわかりやす…

「宮廷魔導士も楽じゃない」

ライトなファンタジーとしてとても気楽に楽しめます。ぷちっと切れた後の主人公が好きだなぁ♪

「君の名残を 上」

電車に揺られつつ読んでました。3人の主役のうち、目立たないながらも、歴史的に果たした役割は一番大きいかもしれない人物。選んだ3人が面白い。 義経も巴御前も伝説に彩られているけど、実際、女性でここまで強い武将として語り伝えられているのは巴御前く…

「オンタロスの剣」

クラッシュ・ブレイズシリーズ新刊。一作ごとに話が完結しているので、どうもなー。後日談を読んでいるような気がしてくる。一応、新たに発生している謎とか、少しずつ明らかになっていることとかはあるんだけど・・・。でも、好きな人たちがたくさんでてい…

「ヒュウガ・ウイルス」

「5分後の世界」の、後の時代の話。彼らの生き様は本当にシンプルで、かっこいいと思う。 漫然と生きていることに対する警告というか、それでいいのか、という問いかけというか。

「妙なる絆を掴みとれ」 少年陰陽師 16巻

出雲に存在している古き神々。まつろわぬ民。・・・響きがいいねぇ(笑)

「片思い」

大学のアメフト部の同窓会から話がスタート。登場人物がアメフト部員メインで、ポジションと絡めた性格や、そのポジションではこういった能力が必要とされていて・・・といった話をしていて、読んでて楽しかった。 アイシールド21でアメフトの知識が少しは…

「予知夢」

面白かった〜♪ この作品は、有栖川有栖の火村&アリスシリーズが好きな人に一押し。短編集なこともあってか、他の東野作品のような重苦しさを感じないのも良いかも。 どうみても、非科学的な現象としか思えないことを、推理によって科学的に解明されていくの…

「大鷲の誓い」 デルフィニア戦記外伝

待ち望んでいた、デルフィニア戦記の外伝。バルロとナシアスの少年時代の出会い〜がメインです。本編を読んだ後だからこそ、その台詞の意味や、将来あんな出来事があるんだよなーって思って笑ってしまう。 最後にちょっとだけ、みんなの、本編の後の姿も見れ…

「白夜行」

暗いっ。なんとも暗い話でした・・・。人間のダークな部分をたくさん見せられるかのような・・・。 それにしても・・・東野圭吾作品に共通するものがいくつかあるな・・・。なんだろ。なにか作品背景の意図があるのかな・・・。 結局、ドラマを一度も見てい…

「OUT」

日常からの脱落・・・といった意味合いなのかな。タイトルは。 毀れていても、日常ってのは変わらずに存在してて。それが、かえって、より一層怖くさせる。ホラー色の強いミステリ?

「孤宿の人」 下

主人公「ほう」の名前の漢字の変遷に泣きたいくらい嬉しくなった。 下巻の半ばごろから、タイトルとなっている孤宿の人の謎が少しずつ判明していって・・・。領民たちの中にあって、女でありながら引き手(岡引のようなもの?)見習いとして働いていた「宇佐」…

「孤宿の人」 上

タイトルがぴんとこないまま読み進めていました。 江戸時代の話ですが、今回は江戸の街ではなく讃岐にある藩での出来事です。江戸からこの藩へと流罪になった人をとりまく様々な出来事。 実在する丸亀藩をモデルとしているそうですが、私は知らなかったです…

「五分後の世界」

とてつもなく、力強い作品でした。なんていったら良いのかな。文章の圧倒的なまでの表現力というか。 作品の内容も、シンプル(無駄が一切削り取られているかのような)で、意志に満ちていて。残酷で異常で。でも美しくて。 多分、私はこの世界では生きてい…

「銀河おさわがせパラダイス」

フール中隊長シリーズ第二弾。一作目で強固な絆が結成された中隊にはどんな難問とて怖いものなしといった感じです。読んでて楽しい。信頼しあえる仲間っていいよなーって思います♪

「インストール」

一年半くらい前に友人が読んだといってたのを思い出し、借りてみました。 「マイナスの不器用さ」についての記述にどきりとしました。うん、自分にも思い当たる節があるからなぁ・・・。なるべく器用に生きていきたいものです。

「さまよう刃」

「模倣犯」@宮部みゆき と雰囲気がなんとなく似ている。どちらも文章読みやすいしぐいぐいと話に引き込まれるし、どうにも救われない話だったり人生に疲れた大人たちがでてくるあたりとかが・・・。 あと、「パンドラの箱」@茅田砂胡 のジャスミンが語って…

「秘密」

タイタニックのラストのおばあさんの台詞を思い出してみたり。 後味がいいんだか悪いんだか、なんとも微妙です。面白いことには面白いです。 今日からドラマ「白夜行」が始まりましたが、とりあえず原作をまだ読んでいないので読むまでとっておこうかなー。…

「いにしえの魂を呼び覚ませ」 少年陰陽師 15巻

新章スタート。前巻が外伝だったという後書きを読んで初めて読み飛ばしていることに気が付いた・・・。んー、買いに行かなくては。六合の預かり物に関しては、確かに驚いた・・・。あぁ、しかし、穏やかな時間をもう少し過ごさせてくれてもよいんじゃーない…

「儚き運命をひるがえせ」 少年陰陽師 13巻

天孤編ようやく完結。勾陣が大変なことになっています。勾陣の名前が明かされてます。 他には名前をもらった神将はいるのかなー。

「羅刹の腕を振りほどけ」 少年陰陽師 12巻

一息ついたのもつかのま・・・。ここまで主人公&まわりがぼろぼろになる作品ってのも・・・。

「冥夜の帳を切り開け」 少年陰陽師 11巻

晴明を心配する十二神将達。だいぶ顔ぶれも分かってきて、それぞれのタイプも判明してきています。 なんというか・・・確かに中宮の心境は察せられることあまりあるけど・・・。責めるのは酷かもしれないとは思うけど・・・。それにしたってなー・・・。