「孤宿の人」 下

孤宿の人 下
主人公「ほう」の名前の漢字の変遷に泣きたいくらい嬉しくなった。
下巻の半ばごろから、タイトルとなっている孤宿の人の謎が少しずつ判明していって・・・。領民たちの中にあって、女でありながら引き手(岡引のようなもの?)見習いとして働いていた「宇佐」。丸海藩に流罪となった孤宿の人と、それによって引き起こされる様々な出来事と、そんな事情なんてまるで関係のない「ほう」。
それぞれの立場のそれぞれの出来事。そして、すべてをひっくり返してしまうような出来事・・・。
なんだか、しみじみとしてしまいます。