島田荘司

「奇想、天を動かす」

帰りの電車にて読了。吉敷シリーズ11作目。 本格派と社会派が融合した傑作と歌われています。 面白かった〜。 事件を調べていくうちに、登場人物のまったくもって予想もしていなかったような背景が明らかになって、物語に深みがまして、解決しそうもないわけ…

「羽衣伝説の記憶」

島田さんが描く女性は・・・。島田さんって、女性がこんなものだって思ってて、それで女性が嫌いなのかなぁ・・・って思ってしまう・・・。確かにそういう女性もいただろうし、いるのだろうけど、なんだか少し悲しいなぁ・・・。 とりあえず、吉敷さんとみち…

「確率2/2の死」

isdn:4523262187:image:small 発行順が良く分からない吉敷シリーズ。赤電話から赤電話へと走りまわされるシーンから始まるので、あぁ、時代だなぁ・・・と。 逆探知に時間がかかるなんてのは一昔前の話で、今では一瞬だよー、そうじゃなかったら相手の電話番…

「斜め屋敷の犯罪」

昔読んだかどうか定かじゃない。読んでいないような気がする、ということで借りてみました。どうやら読んではいなかったようです。 御手洗ってこんな変な人だったっけ・・・と思ってしまいました。名探偵の奇妙な行動は、後から納得できる行動だったというの…

「北の夕鶴2/3の殺人」

通子さん3作目にして初登場。一応、「龍臥邸幻想」の方に登場しているのだけど、他の作品のキャラだからーってことでろくに注意して読んでいなかったので記憶がほとんどない。吉敷さんとの過去などまだまだ不明です。早く既刊を読み終えたいですね。 この作…

「出雲伝説7/8の殺人」

ヤマタノオロチが。いやぁ・・・。面白かったです。神話についての学説の対比なども興味深かったですし、もちろんミステリとしても非常に凝っていらっしゃいます。発売当初は時刻表みながら一緒に楽しめたのかな、なんて思います。今は国鉄じゃないしなぁ、…

「寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁」

古い・・・。1988年出版。昭和一桁代生まれの登場人物が60歳前半というのに衝撃を受けます。なんだかものすごく時代を感じます。とりあえず吉敷シリーズに手を出せてよかった。島田さんがいわゆる時刻表ミステリみたいなものを書いていることにも驚きを感じ…

「龍臥亭幻想」上下

龍臥亭に再び。んー。雰囲気はあまり好みじゃない。 性的描写が・・・とはいってもそんな具体的ってわけでもないんだが、どっちかっていうと、イメージ的にぐろい感じというか。 オビにかかれていた、推理がクロスする、には過剰期待しないほうが吉。