「樹上の銀」

「闇の戦いシリーズ第4巻」最終巻です。
このシリーズで、闇の誘惑、闇の圧力に負けた人間の描かれ方を見ていると、光の側に立ちつづけていることの難しさというか・・・。光とは厳しいものなのだ、というか・・・。いや、なんというか、キリスト教の臭いがいたるところから漂ってきてどうにもこうにも古傷を刺激しますね。
ファンタジーとして面白いけれど、「ナルニア物語」もキリスト教を彷彿とさせる描写が多いですし。お国柄かなぁ・・・。
その点、「指輪物語」は純然たるファンタジーという感じがする。女性作家と男性作家の違い? なんていったら怒られそうですね。